車田村(読み)くるまだむら

日本歴史地名大系 「車田村」の解説

車田村
くるまだむら

[現在地名]下部町車田

三沢みさわ村の東、西八代台地南部の山間地で、車田川(三沢川上流)樋田といだ川の合流点東方の沖積地と車田川の河岸段丘に立地する。村名は曲間田くるまだとも記し、集落が協力して開いた田を村民順繰りに耕作した車地式の田の意に由来するとされる(甲斐国志)。慶長古高帳に車田とみえ高八一石余、幕府領。宝暦六年(一七五六)版三郡村高帳では高九八石余。天明八年(一七八八)の村明細帳(若尾資料)によれば高九六石余、延宝六年(一六七八)検地による反別は田方五町三反余・畑方一六町五反余、苅生畑(焼畑)二町八反余、家数四三・人数二二〇、馬七。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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