くるま‐びし【車菱】
- 〘 名詞 〙
- ① 敵の人馬が踏んだとき足に刺さるように、道などにさしたり、ばらまいたりしておく棘(とげ)状の防戦具。
- [初出の実例]「木の山・白はたの城をこしらへて、乱杭・逆も木・くるまひしをうへたて」(出典:嘉吉物語(1492頃))
- ② 遊女の手管(てくだ)の一つ。一座の中での相手の立場や身分などを見抜いて、接する態度をそれぞれに変えること。〔評判記・難波物語(1655)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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