軌道上作業機(読み)きどうじょうさぎょうき(その他表記)orbital maneuvering vehicle; OMV

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「軌道上作業機」の意味・わかりやすい解説

軌道上作業機
きどうじょうさぎょうき
orbital maneuvering vehicle; OMV

遠隔操縦により宇宙空間を飛行し,人工衛星物資を補給したり,あるいは人工衛星などを異なる軌道まで運搬するための宇宙機。現在,NASAで開発が進められており,1995年にスペースシャトルに搭載し,実験飛行を行なう。将来は,マニピュレータ (遠隔操作のためのロボットアーム) を装備,故障した衛星の修理や大型衛星の組み立て作業などを,宇宙飛行士に代わって行なうロボット衛星へと発展する計画である。

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