精選版 日本国語大辞典 「軍事参議院」の意味・読み・例文・類語 ぐんじ‐さんぎいん‥サンギヰン【軍事参議院】 〘 名詞 〙 天皇の重要軍務に関する諮問機関。議長、軍事参議官で組織され、幹事長、幹事の職員を置いた。議長は、軍事参議院中の古参者から選出された。〔軍事参議院条例(明治三六年)(1903)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「軍事参議院」の意味・わかりやすい解説 軍事参議院ぐんじさんぎいん 軍事に関する天皇の諮問機関。日露戦争直前の1903年(明治36)12月28日公布の軍事参議院条例による機関で、1887年(明治20)6月2日に公布された軍事参議官条例による参議官制度にかわって新設された。重要軍務に関し、諮詢(しじゅん)を待って参議会を開き意見を上奏するもので、元帥、陸海軍大臣、参謀総長、海軍軍令部長、とくに親補された陸海軍将官を参議官とし、参議官中の古参者を議長とした。[藤原 彰] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例