ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「軍威石窟三尊仏」の意味・わかりやすい解説 軍威石窟三尊仏ぐんいせっくつさんぞんぶつKunwi sǒkkul samjon-bul 韓国,慶尚北道軍威郡缶奚面南山洞にある統一新羅初期の石仏。 1962年にその存在が確認され,有名な慶州の石窟庵にちなんで第2石窟庵ともいわれる。数十mの岩壁の中腹に石室をうがち,如来坐像 (像高約 2.3m) を中央にして,左右に菩薩立像を安置する。石仏はいずれも花崗岩製で,本尊のブロック状の体躯や,両脇待のくの字形の姿態は,隋から初唐の中国彫刻様式を伝える。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by