軍曹(読み)グンソウ

デジタル大辞泉 「軍曹」の意味・読み・例文・類語

ぐん‐そう〔‐サウ〕【軍曹】

旧日本陸軍の下士官の一。曹長の下、伍長ごちょうの上。
律令制下、軍団または鎮守府職員の一。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「軍曹」の意味・読み・例文・類語

ぐん‐そう‥サウ【軍曹】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 令制で、出征時における部隊指揮官。軍団を単位として軍を編制し、将軍、副将軍、軍監(ぐんげん)および軍曹、録事をおく。
    1. [初出の実例]「凡将帥出征。兵満一万人以上。将軍一人。副将軍二人。軍監二人。軍曹四人。録事四人」(出典令義解(718)軍防)
  3. 奈良・平安時代、陸奥国鎮守府の職員。はじめ、将曹と称した。軍監の次位。
    1. [初出の実例]「鎮守軍曹従八位上韓袁哲、弗身、已有先入之勇」(出典:続日本紀‐天平宝字四年(760)正月丙寅)
  4. 旧日本陸軍の階級の一つ。下士官で、曹長の下、伍長の上に位する。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android