軍談(読み)グンダン

デジタル大辞泉 「軍談」の意味・読み・例文・類語

ぐん‐だん【軍談】

江戸時代通俗小説で、合戦題材としたもの。太閤記甲越軍記など。軍記物
軍記物を節おもしろく読み聞かせること。

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精選版 日本国語大辞典 「軍談」の意味・読み・例文・類語

ぐん‐だん【軍談】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 江戸時代の通俗小説。昔の合戦を材料としたもの。また、軍記物。軍書
  3. 軍記物に節をつけてよみ聞かせること。また、いくさの話をすること。
    1. [初出の実例]「軍談(グンダン)を以て人を集め」(出典談義本・風流志道軒伝(1763)一)

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世界大百科事典(旧版)内の軍談の言及

【寄席】より

…しかし,民衆の要望が強かったために,その後,ふたたびしだいに盛んとなり,安政年間(1854‐60)には〈はなしの席〉が172軒になった。《大江戸都会荒増勘定》には〈軍談の席二百二十軒,はなしの席百七十二軒〉とあり,この約400軒の寄席に1日平均それぞれ100人の入場者があり,1日の売上金は合計300両を超えた。なお,講釈の席は〈釈場(しやくば)〉ともいわれ,〈夜講(やこう)〉も行われた。…

※「軍談」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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