転べく(読み)クルベク

デジタル大辞泉 「転べく」の意味・読み・例文・類語

くる‐べ・く【転べく】

[動カ四]
くるくると回る。くるめく。
「いと広き殿のうちに残らず―・き歩けば」〈大鏡伊尹
目がくるくる回る。目まいがする。くるめく。〈名義抄

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精選版 日本国語大辞典 「転べく」の意味・読み・例文・類語

くる‐べ・く【転・眩】

  1. 〘 自動詞 カ行四段活用 〙くるめく(転)
    1. [初出の実例]「見も知らぬくるべくもの、二人して引かせて、歌うたはせなどするを、めづらしくてわらふ」(出典:枕草子(10C終)九九)
    2. 「転(くる)べく事、独楽を廻すが如し」(出典今昔物語集(1120頃か)二〇)

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