転成語(読み)テンセイゴ

デジタル大辞泉 「転成語」の意味・読み・例文・類語

てんせい‐ご【転成語】

ある品詞が他の品詞に転じた語。名詞つゆ(露)」から生じ、「つゆ知らず」のように用いる副詞の「つゆ」、動詞すま(争)う」の終止形から生じた名詞の「すもう(相撲)」など。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「転成語」の意味・読み・例文・類語

てんせい‐ご【転成語】

〘名〙
① 品詞の転成を経た語。本来もっていた文法上の特性を失って、他の品詞としての性質を持つようになった語。たとえば、名詞の「つゆ(露)」が「つゆ知らず」のように副詞となり、動詞「かざる(飾)」が「飾り」の形で名詞となる類。
外来語。自国語となった外国言語

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