転換社債型新株予約権付社債(読み)テンカンシャサイガタシンカブヨヤクケンツキシャサイ

デジタル大辞泉 の解説

てんかんしゃさいがた‐しんかぶよやくけんつきしゃさい〔テンクワンシヤサイがた‐〕【転換社債型新株予約権付社債】

新株予約権付社債一種。平成14年(2002)の商法改正以前には、転換社債といった。CB(convertible bond)。MSCB(moving strike convertible bond)。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

株式公開用語辞典 の解説

転換社債型新株予約権付社債

社債新株予約権が付された形態で発行される債券。新株予約権の分離譲渡はできない。平成13年臨時国会で商法改正が成立し、新株予約権制度が創設されたことに伴い設けられた。これにより商法上、社債は、普通社債と新株予約権付社債となった。新株予約権とは、株式を一定の条件で取得するための権利のことで、新株予約権の行使があると、社債部分の金額が、そのために払い込まれたとみなされる。新株予約権の行使によって発行される株式数や、新株予約権を行使できる期間などは、あらかじめ決められている。平成14年4月1日以前は「転換社債」と呼ばれていたが、平成14年4月1日以降に発行されたものは同様の商品性を持つものとして「転換社債型新株予約権付社債」と呼ぶようになった。これらを総称として「CB」と呼ぶ。

出典 株式公開支援専門会社(株)イーコンサルタント株式公開用語辞典について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android