転相(読み)テンソウ

化学辞典 第2版 「転相」の解説

転相
テンソウ
phase inversion

水と油とをふりまぜると,水中油滴型(O/W)と油中水滴型(W/O)との2種類の乳濁液が生成する可能性があるが,実際にはどちらか一方ができやすく,かつそれは主として乳化剤の種類によって決まる.一般に,水溶性界面活性剤を用いるとO/W型になり,油溶性界面活性剤を用いるとW/O型になる傾向がある.ナトリウムセッケンで乳化した乳濁液はO/W型であるが,これに適量のマグネシウムイオンあるいはカルシウムイオンを加えると,乳濁液がW/O型にかわるのはそのためと考えられる.これを転相という.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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