輪説(読み)リンゼツ

デジタル大辞泉 「輪説」の意味・読み・例文・類語

りん‐ぜつ【輪説/臨説】

雅楽そうの演奏法の一。残楽のこりがくに用いられる特殊な奏法。閑掻しずがき早掻はやがきを併用する。
正統でない見解
「―を好み珍しき所を求むるは」〈連理秘抄

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精選版 日本国語大辞典 「輪説」の意味・読み・例文・類語

りん‐ぜつ【輪説・臨説】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 雅楽の箏(そう)の奏法の一つ。静掻(しずがき)、早掻(はやがき)などを併用した変格的奏法。残楽(のこりがく)に用いられる。
    1. [初出の実例]「輪説之事。吹もの弾もの皆きらふこと也。但妙音院の流にことに輪説なし」(出典:糸竹口伝(1327))
  3. 師伝故実にはずれた、よりどころのない勝手な見解。正統でない、異様な意見。
    1. [初出の実例]「輪説を好み珍しき所を求むるは、至極の奥旨にいたらざる時の事也」(出典:連理秘抄(1349))

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