輸入課徴金(読み)ユニュウカチョウキン(その他表記)import surcharge

デジタル大辞泉 「輸入課徴金」の意味・読み・例文・類語

ゆにゅう‐かちょうきん〔ユニフクワチヨウキン〕【輸入課徴金】

輸入を抑制して貿易収支を改善するために、輸入品に課せられる特別の関税付加税

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「輸入課徴金」の意味・わかりやすい解説

輸入課徴金
ゆにゅうかちょうきん
import surcharge
import surtax

通常輸入税に追加して、特別徴収する付加関税。通常、国際収支の慢性赤字に悩む国が、ことに極端な輸入の急増に対処するために、一時的にとる輸入制限策。近年の典型的な例は、いわゆるニクソン・ショックといわれた、1971年(昭和46)6月の急増する日本製品に対するアメリカの10%の輸入課徴金の賦課であったが、その年の12月の多国間通貨調整(スミソニアン協定)の成立により事実上解消された。

[鳥谷剛三]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「輸入課徴金」の意味・わかりやすい解説

輸入課徴金
ゆにゅうかちょうきん

「輸出課徴金・輸入課徴金」のページをご覧ください。

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