輸出検査制度(読み)ゆしゅつけんさせいど

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「輸出検査制度」の意味・わかりやすい解説

輸出検査制度
ゆしゅつけんさせいど

輸出品の声価の維持,向上をはかるため,特定の輸出品について定められた最低基準を満たしているかどうかを検査し,それに合格しない商品の輸出を禁じる制度。日本では第2次世界大戦前から行われているが,現在は輸出検査法に基づき,政令で指定した品物について政府機関または指定検査機関が品質検査,材料検査,製造検査,包装検査などを行なっている。また輸出検査法に基づく輸出検査のほかに輸出貨物保税地域に搬入され,輸出申告が行われた際に品質,数量,価格について税関が行う現物検査がある。この検査は貨物が申告書に記載されたとおりのものであるかを確認するためのもので,特に戻税免税を受ける貨物については,一部抜取検査が行われる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

一度利用した製品を捨てずにそのまま再使用すること。ごみの削減に重要だとされる「3R」の一つで、衣類・服飾品や家電などさまざまな品目が取り扱われている。リユース商品の専門店やイベント、フリーマーケット...

リユースの用語解説を読む