免税(読み)メンゼイ

デジタル大辞泉 「免税」の意味・読み・例文・類語

めん‐ぜい【免税】

[名](スル)税を免除すること。課税しないこと。免租。「免税される品物リスト」「免税店」

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精選版 日本国語大辞典 「免税」の意味・読み・例文・類語

めん‐ぜい【免税】

  1. 〘 名詞 〙 租税を免除すること。税金をかけないこと。免租。
    1. [初出の実例]「免税壱万参仟陸拾束」(出典:正倉院文書‐天平九年(737)和泉監正税帳)
    2. 「婚姻三度に及ぶまで納め四度目よりは免税(メンゼイ)規定にして村会決議に基くものなりとぞ」(出典風俗画報‐七五号(1894)日本諸国婚礼奇風談)

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改訂新版 世界大百科事典 「免税」の意味・わかりやすい解説

免税 (めんぜい)

国または地方公共団体が,一方的な意思表示によって,いったん成立した納税義務の全部または一部を解除し,これを消滅せしめることを,納税義務の免除ないしは免税という。〈災害被害者に対する租税の減免,徴収猶予等に関する法律〉(1947公布)によって所得税等が免除されるのは,その一例である(地方税法45条,72条の62,162条,323条,367条などによる減免も同旨)。免除の形式には,納付すべきまたは徴収すべき税額の免除,納付ずみまたは徴収ずみの税額の還付前出の災害減免法3条2項),以後の納付すべき税額からの控除(7条1項)等がある。免除の是非につき税務行政庁の裁量が認められる場合(国税通則法63条1項但書)と,一定の要件を充足するときは税務行政庁は免除しなければならない場合(同条同項本文,同条2項)とがある。免税は,課税除外(非課税)のように最初から課税対象から除外される場合と異なる。
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普及版 字通 「免税」の読み・字形・画数・意味

【免税】めんぜい

免租。

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