輸出物価指数・輸入物価指数(読み)ゆしゅつぶっかしすう・ゆにゅうぶっかしすう(その他表記)export price index and import price index

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

輸出物価指数・輸入物価指数
ゆしゅつぶっかしすう・ゆにゅうぶっかしすう
export price index and import price index

輸出品,輸入品の価格の動向を総合的に示す物価指数日本銀行の「輸出入物価指数」と財務省の「貿易価格指数」の2種類がある。前者指定銘柄だけをラスパイレス式の指数で出しており,価格は輸出入契約時点の契約価格であるが,後者は平均単価,フィッシャー式の指数であり,通関時の価格を採用している。ウエイト通関統計による貿易額である。これらの指数は国内経済に及ぼす外国取引の影響を調べ,判断するための資料である。輸入品と国内品の競争力指標,輸出品と外国製品の競争力指標,交易条件指数や国内物価水準に与える輸入品価格の影響などに利用される。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android