デジタル大辞泉 「辛辛」の意味・読み・例文・類語 から‐がら【辛辛】 [副]《形容詞「からし」の語幹「から」を重ねた語》やっとの思いで。かろうじて。「雷にあって、命辛辛山小屋に着いた」 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「辛辛」の意味・読み・例文・類語 から‐がら【辛辛】 〘 副詞 〙 ( 形容詞「からい」の語幹を重ねたもの )① 困難なことを成しとげた時、そこにほとんど余裕がなかったさまにいう。やっとの思いで。どうにかこうにか。[初出の実例]「箱王はただ母の文ばかりにからがら装束添へて送りける」(出典:曾我物語(南北朝頃)四)② 身にふりかかった生命の危険を逃れてから、ふり返った時そこにほとんど余裕がなかったさまにいう。かろうじて。「いのちからがら」[初出の実例]「燕王からからの寿たすかりて東の方へのがれて」(出典:史記抄(1477)五) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例