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農夫肺 のうふはいfarmer’s lung

世界大百科事典 第2版の解説

のうふはい【農夫肺 farmer’s lung】

農夫肺症ともいう。過敏性肺臓炎の一種で,カビの生えた枯草(牧草など)を取り扱う農夫にみられる病気。枯草に繁殖するカビはほとんどが好熱性放線菌であり,この胞子を吸入することによって起こる。急性型と慢性型がある。急性型はすでに好熱性放線菌に感作されているものが,再び菌を吸入することにより,吸入後数時間で症状が出現するもので,悪寒,発熱,空咳,息ぎれ,食欲不振,全身倦怠感,胸部重圧感などの症状がみられる。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内の農夫肺の言及

【過敏性肺臓炎】より

…労働環境,原因抗原の違いにより固有病名が命名されており,現在約20種を数える。その代表例である農夫肺(農夫症)は農業従事者にみられ,サイロの乾草に繁殖した好熱性放線菌類の胞子が原因である。ほかに,サトウキビ肺,キノコ栽培者肺,コルク肺,パルプ職人肺,鳥飼育者肺,洗剤工場労働者肺などがある。…

※「農夫肺」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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