農節(読み)のうせつ

精選版 日本国語大辞典 「農節」の意味・読み・例文・類語

のう‐せつ【農節】

  1. 〘 名詞 〙 春の終わりから秋の初めにかけての、農作上で一番大切な時期。稲を植え、それを刈り取る間の期間。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「藤原玄明は、素より国の乱人なり、民の毒害たるなり、農節に望みては則ち町満の歩数を貪り、官物に至りては束把の弁済なし」(出典:将門記(940頃か))
    2. [その他の文献]〔謝朓‐在郡臥病呈沈尚書詩〕

農節の補助注記

色葉字類抄」に「農節 ノウセチ」とある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android