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農薬類 のうやくるい agricultural chemicals

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知恵蔵2015の解説

農薬類

農作物を害する昆虫類を殺すための殺虫剤、農作物に発生する病気を防除するための殺菌剤、および農作物の発育を阻害する雑草などを除く除草剤に大別される。殺虫剤は、その成分から有機塩素系、有機リン系、有機水銀系などに分類。有機塩素系のジクロロジフェニルトリクロロエタン(DDT:dichloro‐diphenyl‐trichloroethane)や、ベンゼンヘキサクロリド(BHC:benzene hexachloride)は、1971年に人体への毒性が強いとして使用禁止となった。水稲のイモチ病防止の殺菌剤として大量に使用された酢酸フェニル水銀は、水銀が米に残留するため74年に禁止された。農薬類で水質環境基準が設定されているのは、除草剤のチウラム、シマジン、チオベンカルブ、殺虫剤の有機リンなど。有機リン系殺虫剤は、殺虫力が強く、最も多く使用されてきたが、ディルドリンエンドリンアルドリンなどは、人体への毒性が強く、ストックホルム(POPs)条約で製造・使用禁止された。2006年5月からポジティブリスト制度という残留農薬の新しい規制が導入された。

(畑明郎 大阪市立大学大学院経営学研究科教授 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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