辻充昌(読み)つじ みつまさ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「辻充昌」の解説

辻充昌 つじ-みつまさ

1721-1777* 江戸時代中期の装剣金工。
享保(きょうほう)6年生まれ。近江(おうみ)(滋賀県)の人。国友鉄砲鍛冶(かじ)辻又左衛門の弟。江戸で2代横谷宗与に彫金をまなび,奈良派の彫法も修得して帰郷。高肉彫りに象眼,色絵をもちい,片切彫り,杢目鍛などにすぐれた。安永5年12月19日死去。56歳。通称源右衛門,丹治。号は臨川堂。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android