辻番火鉢(読み)ツジバンヒバチ

デジタル大辞泉 「辻番火鉢」の意味・読み・例文・類語

つじばん‐ひばち【×辻番火鉢】

行火あんか一種で、小火鉢を横向き小箱に入れたもの。冬の夜、老人寝床辻番所などで用いた。

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精選版 日本国語大辞典 「辻番火鉢」の意味・読み・例文・類語

つじばん‐ひばち【辻番火鉢】

  1. 〘 名詞 〙 行火(あんか)の一種。小火鉢を横向きの小箱に入れたもの。冬の夜、老人の寝床に用いた。辻番中間などが用いたところからいう。辻番。
    1. [初出の実例]「下の番屋へ入り、提灯を消し、辻番火鉢(ツジバンヒバチ)を出し抱へゐる」(出典:歌舞伎・心謎解色糸(1810)二幕)

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