辻番火鉢(読み)ツジバンヒバチ

精選版 日本国語大辞典 「辻番火鉢」の意味・読み・例文・類語

つじばん‐ひばち【辻番火鉢】

  1. 〘 名詞 〙 行火(あんか)の一種。小火鉢を横向きの小箱に入れたもの。冬の夜、老人の寝床に用いた。辻番中間などが用いたところからいう。辻番。
    1. [初出の実例]「下の番屋へ入り、提灯を消し、辻番火鉢(ツジバンヒバチ)を出し抱へゐる」(出典:歌舞伎・心謎解色糸(1810)二幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む