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辻番 つじばん

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

辻番
つじばん

江戸時代,江戸市中の辻に設けられた番所幕府大名旗本が自警のために設けたもので町方のものは自身番と呼ばれた。寛永6 (1629) 年辻斬 (つじぎり) 防止のために設置されたのが最初である。

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デジタル大辞泉の解説

つじ‐ばん【×辻番】

江戸時代、江戸市中の武家屋敷町の辻々に幕府・大名・旗本が自警のために設置した見張り番所。また、そこに勤めた人。町方の番所は自身番という。辻番所。
辻番火鉢」の略。

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世界大百科事典 第2版の解説

つじばん【辻番】

江戸時代,おもに城下町に設けられた治安維持のための施設。辻番所を設け,辻番人を置いたが,辻番という言葉は,その辻番所,辻番人の略称でもあるとともに,辻番をすることの意味ももっていた。江戸では武家方が設けたものを辻番,町方で設けたものを自身番と区別して呼んだ。江戸以外では必ずしもこのような区別をしていない。江戸の辻番は,1ヵ所の辻番所に詰める辻番人の人数を,これを設置した武家の石高に応じて定めていた。

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大辞林 第三版の解説

つじばん【辻番】

江戸時代、江戸市中の辻々に幕府や大名・旗本が自警のために設けた番所。町方で維持したものは自身番といった。1629年辻斬り防止のため設置したのに始まる。辻番所。
辻番人 」に同じ。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

辻番
つじばん

江戸時代、横行した辻斬(つじぎ)り防止の目的で、江戸の武家の間にもたれた自警組織。1629年(寛永6)武家屋敷の辻々に辻番所設置が義務づけられたことに始まる(町方の管理は自身番)。幕府が直接設けた公儀辻番、一大名だけで維持する一手持辻番、大名や旗本数家共同の組合または寄合辻番(町人の請負が許された)がある。普通は屋敷の塀を切り開いて建てた間口二間(約3.6メートル)、奥行九尺(約2.7メートル)の辻番所に捕物(とりもの)三つ道具を備え、昼夜4、5名が詰める。辻斬りだけでなく辻々の捨て子、変死、喧嘩(けんか)も取り扱い、幕府の御目付(おめつけ)に上申してその指図を受けた。しかし対象が町人であれば町奉行(ぶぎょう)所に渡した。泰平の世が続くと事件も減少し、規定どおりの職務を遂行しない辻番が増えた。[稲垣史生]

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