たどり【辿】
- 〘 名詞 〙 ( 動詞「たどる(辿)」の連用形の名詞化 )
- ① おぼつかなくたどること。道に迷い、捜し捜ししながら行くこと。
- [初出の実例]「家を出でてみるたに明きよはの月いらむ山路に辿りあらすな」(出典:隆信集(1204頃)雑二)
- ② いろいろな条件を思いめぐらしながら結論にたどりつくこと。十分に思慮をめぐらして考えること。また、その能力。
- [初出の実例]「中将の、いとさいへど、心わかきたどり少なさになど、申し給ふも」(出典:源氏物語(1001‐14頃)常夏)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
Sponserd by 