近程(読み)ちかきほど

精選版 日本国語大辞典 「近程」の意味・読み・例文・類語

ちかき【近】 程(ほど)

  1. 距離の近い程度。近間(ちかま)
    1. [初出の実例]「ちかきほどに八幡の宮と申すは、〈略〉、松浦、筥崎、同じ社なり」(出典:源氏物語(1001‐14頃)玉鬘)
  2. このごろ。近ごろ。近日。近い過去にも未来にもいう。
    1. [初出の実例]「何事の式と言ふ事は、〈略〉、近きほどより言ふ詞なり」(出典:徒然草(1331頃)一六九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android