近藤沼
こんどうぬま
館林市街地の南西約三キロ、標高一七メートルの地にあり、面積〇・二八平方キロ、周囲約五キロ、東西一千二〇〇メートル、南北二五〇メートル。水深は一―二メートル。沼より南東方向へ流れ出る近藤川は東流して谷田川に合流する。流程は約一キロで、周辺の水田を灌漑している。小田原北条氏が館林に在城のころ村民に貸与して毎年永二貫文を納めさせたという。享保四年(一七一九)松平氏が藩主の頃から鷹場となって漁業が停止されたが、村民の嘆願により再び貸与され漁業が続けられたという。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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