迷情(読み)メイジョウ

デジタル大辞泉 「迷情」の意味・読み・例文・類語

めい‐じょう〔‐ジヤウ〕【迷情】

仏語。迷いの心。迷いから離れられない凡人の心。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「迷情」の意味・読み・例文・類語

めい‐じょう‥ジャウ【迷情】

  1. 〘 名詞 〙 迷いの心。生死を超越することのできない凡人の情念。めいせい。
    1. [初出の実例]「法燈永く断へば何を以てか迷情を照さん」(出典:愚迷発心集(1213頃))
    2. 「人倫之迷情(メイシャウ)、争可霊応」(出典源平盛衰記(14C前)四)

めい‐せい【迷情】

  1. 〘 名詞 〙めいじょう(迷情)
    1. [初出の実例]「瀝々たる風の音に、人間迷情(メイセイ)の夢を覚してぞ居たりける」(出典:太平記(14C後)三二)

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