追討ち(読み)おいうち

精選版 日本国語大辞典 「追討ち」の意味・読み・例文・類語

おい‐うちおひ‥【追討・追撃・追打】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 逃げる敵を追いかけて討ち取ること。ついげき。尾撃
    1. [初出の実例]「このとき西党大に敗して、郷戸(がふと)、赤坂迄二里の間追討(オヒウチ)に逢ふ者おびただし」(出典随筆常山紀談(1739)拾遺二)
  3. 跡を追いかけること。跡から続いて物事を行なうこと。
    1. [初出の実例]「是から直(すぐ)に追打(オヒウチ)に汁こぼしへ乗り込まうか」(出典:滑稽本・八笑人(1820‐49)五)
  4. 相手の弱みを見てつけこむこと。また、攻められてひるんだ相手をさらにやりこめること。
    1. [初出の実例]「京より伏見ゑくだる籠も爰(ここ)に休みて籠替(かへ)談合、極まっておい打のとりやり」(出典:浮世草子・新色五巻書(1698)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

イチロー

[1973~ ]プロ野球選手。愛知の生まれ。本名、鈴木一朗。平成3年(1991)オリックスに入団。平成6年(1994)、当時のプロ野球新記録となる1シーズン210安打を放ち首位打者となる。平成13年(...

イチローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android