逆剥(読み)さかくれ

精選版 日本国語大辞典 「逆剥」の意味・読み・例文・類語

さか‐くれ【逆剥】

  1. 〘 名詞 〙 爪の生えぎわの皮膚が逆さにむけること。さかむけ。ささくれ。
    1. [初出の実例]「Sakakure サカクレ 逆臚。Sakakure(サカクレ)ガ デキタ」(出典和英語林集成初版)(1867))

さか‐むけ【逆剥】

  1. 〘 名詞 〙 手の指の爪のつけねの皮が荒れて、指のつけ根の方へむけること。ささくれ。
    1. [初出の実例]「Rediuia〈略〉ユビノ sacamuqe(サカムケ)」(出典:羅葡日辞書(1595))

さか‐はぎ【逆剥】

  1. 〘 名詞 〙(あま)つ罪の一つ。獣などを殺し、その皮を尻の方から剥ぐこと。
    1. [初出の実例]「天の斑馬(ふちこま)を逆剥に剥ぎて」(出典:古事記(712)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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