逆目(読み)サカメ

デジタル大辞泉 「逆目」の意味・読み・例文・類語

さか‐め【逆目】

目尻をつり上げること。
材木木目が逆になっていること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「逆目」の意味・読み・例文・類語

さか‐め【逆目】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 目尻(めじり)をつり上げること。目をさかだてること。
    1. [初出の実例]「金のばすを無用とは、おやぢさまかはった異見で御座るのと、逆目(サカメ)になって」(出典浮世草子世間子息気質(1715)三)
  3. 材木の木目(もくめ)が逆になっていること。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「木屑の杉楊枝一寸先の命 りんきに逆目(サカメ)をやる杉有」(出典:浮世草子・好色五人女(1686)二)
  4. ( 鉋(かんな)を逆目にかけると、板の表面がでこぼこになるところからか ) 大工仲間で、あばたをいう。〔新ぱん普請方おどけ替詞(1818‐30頃か)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android