精選版 日本国語大辞典 「逆磔」の意味・読み・例文・類語 さかさ‐はりつけ【逆磔】 〘名〙 罪人の体をさかさまにして磔にする武家時代の極刑。逆機物(さかはたもの)。さかばっつけ。さかさばっつけ。さかばりつけ。※浄瑠璃・国性爺後日合戦(1717)三「彼奴は逆磔(サカサハリツケ)、追付跡より遣すぞ」 さか‐ばっつけ【逆磔】 〘名〙 (古くは促音を略して「さかばつけ」とも表記) =さかさはりつけ(逆磔)※多聞院日記‐天正二〇年(1592)二月一〇日「一昨日歟那山の道にて、童部の持行銭百疋はき取を、とらゑて生なから逆かはつつけに上了と」 さか‐ばりつけ【逆磔】 〘名〙 =さかさはりつけ(逆磔)※太閤記(1625)五「柴田陣取ちかう逆張付にかけて、山路これを見よこれを見よと」 さかさ‐ばっつけ【逆磔】 〘名〙 =さかさはりつけ(逆磔) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報