出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…tAで表すのがふつうである。A,Bが同じ型の行列ならば, t(A+B)=tA+tBA,Cの積が定義される場合は, t(AC)=(tC)(tA) (順序に注意)
[逆行列]
n次正方行列A,Bについて,ABが単位行列Iになるときは,BAもIになる。このとき,BはAの逆行列であるといい,A-1で表す。…
…微分可能な関数f(x)の零点αを求めるのに,適当な初期値x(0)から出発して,によって,
と逐次αの近似値を計算していく方法であって,以下はその一般化である。(1)逆行列 Aをn次正則(行列式が0でない)行列とする。Aの逆行列A-1を求めることは,x,yがn次元ベクトルで,yが任意に与えられたとするとき,連立一次方程式Ax=yの解x=A-1yを求めることと同じである。…
※「逆行列」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」