逐次重合(読み)チクジジュウゴウ

化学辞典 第2版 「逐次重合」の解説

逐次重合
チクジジュウゴウ
successive polymerization

逐次反応機構によって高分子が生成する反応.ビニル化合物のラジカル重合イオン重合は,フリーラジカル(遊離基)やイオン連鎖伝達体となって,いわゆる連鎖反応機構で重合反応が進行するが,重付加あるいは重縮合重合では,最初に単量体どうしの反応が主として起こり,ついで生成した二量体三量体,多量体間の反応が進行する.このような逐次反応重合では,一般に反応の初期に単量体が消失し,生成ポリマーの重合度は重合時間とともに増加する.酸化重合,ディールス-アルダー型重合(ディールス-アルダー反応)などもこの類の重合である.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む