図書館情報学用語辞典 第5版 「通俗図書館」の解説 通俗図書館 明治末期から昭和初め頃まで全国各地に設立された一般民衆啓蒙のための図書館.1886~1921年文部省は一般大衆に対する平易な教育を「通俗教育」と称し,その後の「社会教育」の骨格をなしたが,特に大正期から昭和の初めにかけて数多くの小図書館が設立された.中等以上の教育を受けていない民衆の啓蒙・教育を目的としたもので,1910(明治43)年大逆事件以後は国民の思想善導を目的に奨励された.比較的少数の図書等を備え,施設設備,職員の面で簡便を旨として設置されることが多かった.[参照項目] 教育会図書館 出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報 Sponserd by