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通俗教育 つうぞくきょういく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

通俗教育
つうぞくきょういく

一般大衆を対象とする平易な教育を意味し,大正後期まで,「社会教育」の代りに用いられた用語。 1885年以降文部省の所管事項として官制上に掲げられながら,日露戦争の頃までは具体的な施策は行われなかったが,大逆事件を契機に国民の思想善導が政策課題とされるようになり,小松原英太郎文相 (在任 1908~11) のもとで「醇良なる国民思想の涵養」を目的として奨励された。その通俗教育は具体的には講演会,講談会,幻灯会,簡易図書館などの形をとり,地方の教育会をにない手として全国的に展開された。 1921年に官制のうえで社会教育と改称され,次第に言葉としてはすたれた。

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デジタル大辞泉の解説

つうぞく‐きょういく〔‐ケウイク〕【通俗教育】

わかりやすい方法で行われる、一般国民に対する教育。官製用語としては、明治から大正中期にかけて用いられ、以後、社会教育と改められた。

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