通達菩提心(読み)つうだつぼだいしん

精選版 日本国語大辞典 「通達菩提心」の意味・読み・例文・類語

つうだつ‐ぼだいしん【通達菩提心】

  1. 〘 名詞 〙 仏語密教で説く五相成身観(ごそうじょうしんかん)の第一。自己本性である菩提心を理論的に観察しさとる立場。観察自心三摩地(さんまじ)という三昧(ざんまい)に入り、唵質多鉢囉底微騰迦嚕弭([梵語] oṃ citta prativedhaṃ karomi)という真言(しんごん)を唱えつつ、自分の心を月輪(がちりん)の形として観ずる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android