デジタル大辞泉 「連ぶ」の意味・読み・例文・類語 つる・ぶ【▽連ぶ】 [動バ下二]1 つらねる。並べる。「まつきおろしの春の駒が、鼻を―・べて参りたるぞや」〈狂言記外篇・靭猿〉2 続けざまに打つ。つるべうちに打つ。「松田が旗本を目あてにし、―・べしかば」〈太閤記・三〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「連ぶ」の意味・読み・例文・類語 つる・ぶ【連】 〘 他動詞 バ下二段活用 〙① 同じ種類のものを並べる。つらねる。つるむ。[初出の実例]「まつきおろしの春の駒が、鼻をつるべて参りたるぞや」(出典:狂言記・靫猿(1700))② 複数の人が声をそろえて唱えたり、合奏したりする。[初出の実例]「各々声をつるべて〈略〉と唱へ」(出典:日蓮遺文‐撰時抄(1275))③ 続けざまにうつ。つるべ打ちにうつ。[初出の実例]「十ちゃうばかり、つるへてぞ、うちたりける」(出典:仮名草子・大坂物語(古活字版第一種)(1615頃))④ わらの緡(さし)に銭をつらね差す。[初出の実例]「草市につるべた銭はとらぬ也」(出典:雑俳・柳多留‐三(1768)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例