連想テスト(読み)れんそうテスト

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

連想テスト
れんそうてすと
word association test

刺激語を呈示して、それに対する連想語を求め、その連想過程にみられる特徴に基づいて被検査者の人格特性を診断する、一種のプロジェクティブ・テクニック(投影法検査)projective techniqueである。この種の試みは、1879年ゴールトンSir Francis Galton(1822―1911)によって行われた、連想語の分類整理および連想反応時間の測定が始まりといわれる。フロイトは、患者が最初に思い浮かべたことばから次々と連想されることばを自由に答えさせて、それを分析するという形式(自由連想法)で、連想テストを精神分析学の技法として用いた。ユングは、連想過程がコンプレックスcomplex解明の手掛りになると考え、100語からなる刺激語表を作成して、各刺激語に対する連想語を求め、連想反応時間を測定するとともに、連想語を再生させるという方法を定め、連想再生時間の変動や、忘却、固執などの連想語再生の混乱を12のカテゴリーに分類して、コンプレックス指標complex indicatorとした。[児玉昌久]
『戸川行男・倉石精一編『連想検査法』(1958・白亜書房)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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