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連続培養 れんぞくばいようcontinuous culture

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

連続培養
れんぞくばいよう
continuous culture

培養液を発酵槽内に連続的に供給するとともに,同量の発酵液を同時に抜き出して,槽内培養液中の培地組成が時間的に変化しない状態,すなわち定常状態で培養を行う方法をいう。定常状態は「ケモスタット」か「タービドスタット」かのいずれかの原理による操作により達成される。前者では発酵槽に対する流量一定値に設定し,微生物や培地成分はある一定の水準に保持される。後者では,濁度すなわち微生物濃度の間接的測定が必要であり,この値が流量の制御に用いられる。両者とも実用化されているが,前者のほうが簡単であり,実験室規模ばかりでなく工業的規模でも使用される。工業的には,飼料酵母,パン酵母などの製造,ビール醸造,クロレラの培養などに実用されているが,長時間雑菌汚染のない状態で連続運転することが技術的に困難であること,菌の変異が発現するおそれがあることなどに難点がある。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

世界大百科事典内の連続培養の言及

【培養】より

…また,培養中の培地を少しずつ取り出すと同時に,新しい培地を同じ量だけ供給して培養をつづけると,一定の条件で連続的に微生物を培養することができる。これを連続培養といい,工業的にも利用されている。 一方,ウイルスのように,その増殖のためには生活細胞が必要なものの場合には,発育中の鶏卵を利用した孵化(ふか)鶏卵培養法が用いられる。…

※「連続培養」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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