デジタル大辞泉 「進行波炉」の意味・読み・例文・類語 しんこうは‐ろ〔シンカウハ‐〕【進行波炉】 第四世代原子炉の一つ。核燃料として通常の原子炉では使用されない劣化ウランを使用。増殖炉に分類され、ウラン238に1個の中性子が衝突し、β崩壊を伴ってネプツニウム、プルトニウムへと変化する。核分裂反応が起こる領域が徐々に進行することによって、数十年から100年にわたって連続的・定常的に熱エネルギーが発生する。TWR(traveling wave reactor)。[補説]日本の関本博は基本原理がよく似たCANDLE炉とよばれる原子炉を独自に考案した。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例