遅し由良之助(読み)おそかりしゆらのすけ

精選版 日本国語大辞典 「遅し由良之助」の意味・読み・例文・類語

おそかり【遅】 し 由良之助(ゆらのすけ)

  1. ( 歌舞伎の「仮名手本忠臣蔵」で、待ちかねていた判官が、腹に刀を突き立てた直後にやっと到着した大星由良之助に言った言葉から ) 待ち兼ねたという場合、または、時機を逃して用をなさない場合などにしゃれていう。
    1. [初出の実例]「是はならぬと初めて驚いて塵(ごみ)まぶれの墨斗(やたて)取出せしも遅(オソ)かりし由良之助(ユラノスケ)」(出典:売花翁(1893)〈斎藤緑雨〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 実例 ごみ 初出

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む