遅越渡村(読み)おそのこえどむら

日本歴史地名大系 「遅越渡村」の解説

遅越渡村
おそのこえどむら

[現在地名]柳津町四ッ谷よつや

村西を滝谷たきや川支流のひがし川が北流し、北は牧沢まきざわ村。海老山えびやま(現会津高田町)へ至る道に沿い、村中より狭間はざま峠に至る間道を分岐する。本村の北五町に端村中屋敷なかやしきがある。遅越戸とも記される。文禄三年(一五九四)の蒲生領高目録に遅之越渡とあり、高八四石余。寛永二〇年(一六四三)から南山御蔵入領となる。寛文六年(一六六六)滝谷組風土記(佐藤家文書)に家数一一、竈一八、男五七・女四八、端村中屋敷の家数五、竈八、男二八・女一七とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android