遊び事(読み)スサビゴト

デジタル大辞泉 「遊び事」の意味・読み・例文・類語

すさび‐ごと【遊び事】

気まぐれにすること。慰みごと。
「はかなき古歌物語などやうの―にてこそつれづれをも紛らはし」〈蓬生

すさび‐わざ【遊び事】

なぐさみとして興じること。慰みわざ。
文作り、韻ふたぎなどやうの―ども」〈賢木

あそび‐ごと【遊び事】

遊び。遊戯
遊び半分の物事気慰みにすること。
勝負事

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「遊び事」の意味・読み・例文・類語

すさび‐ごと【荒事・遊事】

  1. 〘 名詞 〙 心のおもむくままに慰みとしてすること。慰みあそぶこと。また、その話。慰みごと。
    1. [初出の実例]「はかなき古歌物語などやうのすさび事にてこそ、つれづれをもまぎらはし、かかるすまひをも思ひ慰むるわざなめれ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)蓬生)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android