運上方(読み)ウンジョウカタ

デジタル大辞泉 「運上方」の意味・読み・例文・類語

うんじょう‐かた〔ウンジヤウ‐〕【運上方】

江戸幕府役職の一。運上冥加みょうがなどに関する事務をつかさどった。

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精選版 日本国語大辞典 「運上方」の意味・読み・例文・類語

うんじょう‐かたウンジャウ‥【運上方】

  1. 〘 名詞 〙 江戸幕府の下勘定所(しもかんじょうしょ)伺方(うかがいかた)の一分課。諸国諸運上、冥加分一などの新規取り立て、増徴免除、また諸国運上高の調査、関係帳簿の整備などを役とした。〔財政経済史料‐四・官制・勘定所職制・御勘定組頭・享保一三年(1728)九月日〕

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世界大百科事典(旧版)内の運上方の言及

【運上】より

…また,冥加と同じく年期を限って賦課される場合が多く,満期になるとさらに延長された例が多い。幕府はとくに運上方を設け,ここで諸国運上高の調査,増徴・免除・新規取立てなどに関するいっさいの事務を扱った。明治になると,政府は新しい税制が確立するまで運上・冥加の存続を命じ,その中で重要なものは漸次国税の中に編入し,免許税,免許料,何々税と称した。…

※「運上方」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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