運動障害のタイプ(読み)のうせいうんどうしょうがいのたいぷ

家庭医学館 「運動障害のタイプ」の解説

のうせいうんどうしょうがいのたいぷ【(脳性)運動障害のタイプ】

 運動障害は、その性状によって、つぎのような種類に分けられています。
●痙直型(けいちょくがた)
 四肢しし)を伸ばす反射が強くなり、両手足が突っ張りやすくなります。強剛(きょうごう)型と異なり、伸筋(しんきん)だけがかたく緊張します。
●アテトーゼ型
 両手足や顔面、くびに、ゆっくりとした奇妙な動きの不随意運動(ふずいいうんどう)(自分の意思によらない動き)がみられます。
●強剛型
 四肢の屈筋(くっきん)・伸筋(しんきん)ともに緊張が強くなり、曲げ伸ばしともに容易にできません。多方向の動きに抵抗がみられます。
●失調型(協調運動および平衡機能の障害)
 バランスのとれた姿勢保持や運動ができません。
●振戦(しんせん)型
 手足が、リズミカルに震えます。
●無緊張型
 運動性がなく、グニャグニャの低緊張状態になります。
●混合型
 これまで述べた運動異常のいくつかがあっておこります。
●分類不能型
 これまで述べてきた運動異常のどれにもあてはまらないものをいいます。

出典 小学館家庭医学館について 情報

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