最新 地学事典 「過剰アルゴン」の解説
かじょうアルゴン
過剰アルゴン
excess argon
K-Ar法による年代測定の際に,年代値が0に相当するときでも存在する大気Ar以外のArを指す。地球物質のK-Ar年代測定の際には,36Arはすべて大気起原と仮定するので,過剰Arとして問題となるのは40Arである。これらは,マグマや堆積岩・変成岩などの原岩中に存在した放射性起原40Arが,その後の事象によって完全には大気Arと平衡にはならなかったことにより生じる。過剰Arが存在すると,K-Ar年代は対象とする事象の年代より古い値を与える。
執筆者:兼岡 一郎
参照項目:K-Ar法
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

