遐方(読み)かほう

精選版 日本国語大辞典 「遐方」の意味・読み・例文・類語

か‐ほう‥ハウ【遐方】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「遐」は道のりが遠く長い意 ) 遠いところ。遠い国。
    1. [初出の実例]「遐方不心。文士無業」(出典本朝文粋(1060頃)二・封事三箇条〈菅原文時〉)
    2. [その他の文献]〔揚雄‐長楊賦〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「遐方」の読み・字形・画数・意味

【遐方】かほう(はう)

遠方の地。漢・揚雄〔長楊の賦〕遐方俗、殊鄰黨の域、~足を(あ)げ首を抗(あ)げて、厥(そ)の珍を獻ずることをはざるもの(な)し。

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