道善寺(読み)どうぜんじ

日本歴史地名大系 「道善寺」の解説

道善寺
どうぜんじ

[現在地名]上平村新屋

集落の中央部にあり、赤尾山と号し、真宗大谷派。本尊阿弥陀如来。本願寺八世蓮如直弟子の赤尾道宗にかかわる寺で、寺蔵の明応五年(一四九六)閏二月二八日付の蓮如自筆御文に「チカコロノ事ニテヤアリケン。コヽニ越中国赤尾ノ浄徳トイママシモノヽヲイニ、弥七トイヽシヲトコアリケルカ、年ハイマタ卅ニタラサリシモノナリケルカ、後生ヲ大事ト思テ、仏法ニ心ヲカケタルモノナリ。然レハ此六年ノサキヨリ当年マテ、毎年ニ上洛セシメテ其内ニ年ヲトル事六年ナリ。カノ男ノイハク、当流ノ安心ノヤウ、カタノコトク聴聞仕リ候トイヘトモ、国ヘクタリテ人ヲスヽメケルニ、サラニ人々承引セサルアヒタ、一筆安心ノヲモムキヲフミニシルシテタマハルヘキ由シキリニ所望セシメテ、田舎ヘマカリクタリテ人々ニマフシキカシメント申スアヒタ、コレヲカキクタスモノナリ」と書かれている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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