道福寺村（読み）どうふくじむら

日本歴史地名大系

道福寺村
どうふくじむら

• 香川県：仲多度郡
• 多度津町
• 道福寺村

[現在地名]多度津町道福寺・桜川（さくらがわ）一―二丁目・寿町（ことぶきちよう）・幸町（さいわいちよう）

多度津の南、南鴨（みなみがも）村の西に位置する。村名は戦国期頃まで当地にあったとされる禅宗道福寺にちなむという。寛永国絵図では葛原（かずわら）郷に属し、寛永一七年（一六四〇）の生駒領高覚帳にも道福寺とあり高五六六石余。同一八年の山崎領小物成帳には綿四〇目とある。明和八年（一七七一）の「多度津藩記録」によると高一一七石余が年々午歳より寅歳までの永捨りで生高は四四八石余、田畝三四町一反余・畑畝八反余・居屋敷二町一反余。「西讃府志」によれば租税は米二四六石余・大麦五斗余・小麦二斗余・大豆四石余、家数八四・人数三九〇（男二〇九・女一八一）、牛四八・馬二、上池（漑田一二町余）など池六、泉一。

出典　平凡社「日本歴史地名大系」