道部村(読み)みちぶむら

日本歴史地名大系 「道部村」の解説

道部村
みちぶむら

[現在地名]松崎町道部

岩科いわしな村の北西、北流して駿河湾に入る岩科川の河口付近の両岸に位置する。村の東側は岩科川の分流が広く流れ、また海が入り込む潟湖となっており船が出入りすることができた。天正一一年(一五八三)六月五日の北条家朱印状(岩科区有文書)に「道部」がみえ、水主代船番銭の納法を定めており、月五〇〇文宛の納入を督促されている。慶長三年(一五九八)の岩科郷検地目録(岩科区有文書)には道部村も含まれ田高二〇九石余・畑屋敷高二二〇石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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